プロが教えるエコフィール(高効率型石油給湯器)の正しい選び方
エコフィール(高効率型石油給湯器)の商品カタログを見ていても、どの機種が自分に最適で必要なのか、いまひとつピンと来ないという方も多いと思います。
そこで、
「プロが教えるエコフィール(高効率型石油給湯器)の正しい選び方」
と題して、これだけは知っておきたい二つの項目を解説します!
失敗しないエコフィール選びの二つのポイントは
1.給湯能力
2.直圧式・減圧式
詳しくは、以下に説明していきますので、ご理解いただいた上で商品をお選びください。
もちろん、当社専門スタッフによるご相談も受け付けておりますので、ご自身の判断だけではなく、専門スタッフのアドバイスも参考にした上でお選びください。
エコフィール(高効率型石油給湯器)には必ず給湯出力”kW(kcal/h)が記載されています。
これは、ご家族の人数やお湯の使用状況によって、非常に重要な数字となっていますので、必ずこの給湯出力をチェックしてください。
一つの目安として「40,000kcal/h」が4人家族に最適と考えていただければいいと思います。
厳密に、給湯出力があなたのご家庭に最適かどうかを知りたい場合は、以下のような計算から割り出すことも可能です。
給湯出力1.16kW(1,000kcal/h)が、1時間に1,000Lの水を1℃上昇させるために必要な熱量です。
例えば、水温5℃で出湯温度42℃の場合、給湯出力が46.5kW(40,000kcal/h)ならば1分間に約18Lの出湯量になります。
<計算方法>
給湯出力(kcal/h)=一時間の水量(L)×上昇温度(目標温度-水温)
つまり、上の例えを計算すると
40,000kcal/h=一時間水量×37℃(42℃-5℃)
一時間水量=40,000kcal/h÷37℃
≒1,081L/h
これを一分当たりに換算すると
1,081L÷60分≒18L/分
という事になるのです。
ちょっと、算数の勉強になってしまいましたが、結論を言いますと、給湯出力が大きければ大きいほど、1分当たりの出湯量が増えるという事。
つまり、家族人数が4人以上などとなって、お風呂と台所で同時にお湯を使う機会が増えるようでしたら、この給湯出力が高い機種を選ぶ事が良いと思います。
また、お風呂のお湯張りの時間も、給湯出力が大きければ短い時間で可能になります。 (給水圧が同じという条件下での比較)
エコフィール(高効率型石油給湯器)には大きく分けて水道直圧式と減圧式の二種類があります。
水道直圧式とは、水道圧力をそのままで給湯器に直結させることで、お湯の水圧も水道圧力と同じ
高い水圧で給湯できるタイプの商品です。
一方、減圧式とは、水道圧力を一旦減圧して給湯器へ接続するため、水道直圧式と比べて
給湯圧力が低くなるタイプの商品です。
これだけを聞いてしまうと、誰もが「高い水圧が良い!」と水道直圧式を選びそうですが、それぞれのメリット・デメリット・注意点があります。
ここをしっかりとご理解いただいた上で、直圧にするのか減圧にするのかをお選びください。
◆水道直圧式のメリット・デメリット・注意点
メリット(減圧式と比較して)
①水道圧そのままの勢いで給湯できる
②水圧が高いので、2階浴室への給湯も可能
③減圧式と比べて灯油使用量を節約できる
デメリット・注意点
①高い水道圧がかかるため、古い配管などは破裂の恐れがある
②減圧式と比べて、価格が割高になる
③少量のお湯を出すことができない
結論
2階浴室での使用や、シャワーの水圧がどうしても欲しいという方で、すでに水道直圧式をご利用の方、もしくは減圧式を利用中だが、割と新しい配管をご利用中、もしくは配管を新しくすることを検討中の方にお勧めです。
◆減圧式のメリット・デメリット・注意点
メリット(水道直圧式と比較して)
①水道直圧式と比べて価格が割安になる
②圧力を抑えるので、古い配管でも利用可能
③少量のお湯も出す事が可能
デメリット・注意点
①水圧が弱くなるので、直圧に比べてシャワーなどの勢いが弱くなる
②2階への給湯が出来ない ※減圧式高圧力タイプを除く
③直圧式と比べて灯油使用量が増える
結論
1階での給湯しか使わず、そこまで強い水圧にこだわらなければ、価格も安く、配管の心配もいらない減圧式がお勧めです。
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